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独自ドメインと会社メールで“信用の土台”を作る

  • 執筆者の写真: hi ko
    hi ko
  • 10月6日
  • 読了時間: 4分

更新日:10月22日

はじめて訪れた相手は、見た目より“差出人”で判断します。

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フリーメールの差出人や、無料ドメインのURLは、それだけで業務委託感が漂う。まずは 独自ドメインと会社メール を整えて、信用の土台を固めましょう。

なぜ「独自ドメインと会社メール」なのか

  • 信頼の第一印象名刺・請求書・サイト・メールの差出人が同じドメインだと、会社の一体感が伝わります。差出人=ブランド。窓口の統一が“ちゃんとしてる”に直結

  • 到達率とセキュリティ会社メールはSPF/DKIM/DMARCで「なりすまし」を防ぎ、迷惑メール入りを減らせます。後述の“最短ステップ”でまとめて設定

  • 検索と識別社名やサービス名に近い独自ドメインは、検索時の識別ラベルになります。

    無料ドメイン・フリーメール混在は“個人商店”に見えやすい

ドメイン名の決め方

  1. 短く・覚えやすい:英字は5〜12文字を目安に。

  2. 読める:ハイフンは1つまで、略称は社外でも通じる形に。

  3. 将来も使える:サービス名より会社名ベースが無難。

    迷ったら「会社名.co.jp/.jp/.com」の順で検討

独自ドメイン 会社メールの最短ステップ

STEP1|独自ドメインを取得

  • 候補を3つ用意(会社名/略称/サービス名)。

  • 取得後は自動更新ONにして失効リスクを回避。


STEP2|メールのDNSを設定

  • MXレコードを設定。

  • SPF(TXT):送信を許可するサーバーを宣言。

  • DKIM:電子署名で改ざん検知。

  • DMARC:受信側の扱い方を宣言(最初はp=none→様子見→quarantine→rejectへ)。

    SPF・DKIM・DMARCの3点セットで“なりすまし”と到達率に対応


STEP3|会社メールの設計

  • 共通:info@/sales@/support@ を用意

  • 個人:名字@ を付与

  • 署名テンプレ:会社名/役職/直通/営業時間/会社URLを統一。


STEP4|WebのHTTPSを整備

  • サーバーまたはCDNで証明書を発行。

  • 常時HTTPS/www↔非wwwの統一/301リダイレクト/HSTSを設定。

    メールもWebも“同じドメイン”で一貫させると信用が加速


STEP5|テスト&配布

  • 外部ドメインへ送受信試験、迷惑フォルダを確認。

  • 名刺・請求書・SNS・Googleビジネスプロフィールの連絡先を一斉更新

よくある失敗と回避法

  • フリーメール併用のまま運用

    → 今後のやり取りは会社メールに一本化。自動返信で新アドレスを告知。


  • SPF“include”の重複や誤記

    → ツールの指示をコピペ後に余分な空白を排除。上限10DNSルックアップに注意。


  • 共有アカウントの属人化

    → info@はグループ宛にして、担当交代時も受信を途切れさせない。


  • www と 非www の混在

    → どちらかに統一し、301で一方へ集約。AnalyticsやSearch Consoleも再連携。


  • 証明書の失効

    → 自動更新+通知メールの宛先を複数に。カレンダーにも予備リマインド。

運用ルール

  1. SLA(返信方針):営業時間内は2時間以内の一次返信、夜間は自動返信で翌営業日を明記。

  2. 分類:件名に【見積】【採用】【サポート】などのプリフィックスを付与して自動仕分け。

  3. 引き継ぎ:退職・長期不在時は転送+自動返信で窓口を切らさない。

    SLAと署名統一だけでも“対応が速い会社”に見える


トップページとの連携(信用を“見える化”する)

  • ヘッダー右上に連絡先(tel/mail/営業時間)をテキストで。

  • フッターに所在地・法人番号・プライバシーポリシー

  • 価格ページの横に会社メールを置き、見積依頼を後押し。

  • サンクスページに返信SLAを表示し、待ち時間の不安を削減。

    入口3ページ(トップ/価格/問い合わせ)だけでも一気に印象が変わる

5分セルフチェック(今日やること)

  • ドメインは自動更新ON

  • SPF/DKIM/DMARCが有効か

  • 代表・窓口・個人のアドレス設計が決まったか

  • 署名と自動返信のテンプレが整ったか

  • トップ・価格・問い合わせの連絡先表記が統一されたか

1つでも“×”なら、そこから直す。信用は一気に戻る

まとめ:まず“差出人”を整えると、全体が締まる


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デザインや文章を磨く前に、独自ドメインと会社メールで“差出人の信用”を整える。

ドメインの取得、DNSと認証3点、アドレス設計、署名とSLA。

ここまでで、外から見える信頼の骨組みは完成です。窓口が統一されるだけで、

問い合わせと採用の歩留まりが静かに改善します。

――

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