古いHPはどうしたらいい?HPリニューアル方法
- hi ko
- 11月17日
- 読了時間: 6分
更新日:4 日前
「昔作ったきりのホームページが、そのまま放置になっている…」

そんな状態のままにしておくと、集客の機会損失や信頼低下につながりやすくなります。
とはいえ、ゼロから作り直すべきか、部分的な修正で済むのかは、判断がむずかしいところです。
このページでは、古いHPをどう扱うべきかを整理しながら、具体的なHPリニューアル方法とチェックリストをご紹介します。
読み終わるころには「どのレベルの手直しを、どの順番でやるか」がはっきり見えるはずです。
古いHPとHPリニューアル方法の基本
古いHP=すぐに全消し・全作り直しではありません。まずは「残せる強み」と「変えるべき弱点」を切り分けることが大切です。
古いHPを放置するリスク
古いHPの扱いで一番もったいないのは、「なんとなく不安だから」という理由だけで全てを作り直してしまうことです。
文章や写真、問い合わせ導線などの中には、今も使える良いコンテンツが混ざっていることが多く、
その強みまで捨ててしまうケースがよくあります。
最初にやるべきは、HPリニューアル方法を決める前の“現状の棚卸し”です。
古いHPを見直すときは、次の3つの視点でチェックすると整理しやすくなります。
情報の「古さ」:営業時間や価格、サービス内容が今と合っているか
見た目の「古さ」:スマホ表示で崩れていないか、フォントやレイアウトが極端に古くないか
使いやすさ:お問い合わせボタンが分かりやすい場所にあり、目的のページにすぐ辿り着けるか
こうした視点をもとに、「残す」「直す」「捨てる」に振り分けていくと、HPリニューアル方法の方針が決まりやすくなります。
印刷物やパンフレットと違い、HPは“全部作り直す”より“生かしながら直す”ほうが
コストを抑えられることが多いです。
HPリニューアル方法を決める手順
現状チェックが終わったら、次の順番で考えると迷いにくくなります。
誰に向けたHPにするのか(ターゲット)
その人に何を伝えたいか(メインメッセージ)
最終的にどんな行動をしてほしいか(問い合わせ・予約など)
この3つが決まると、「トップページの構成」「必要な下層ページ」「写真の撮り直し有無」といった、具体的なHPリニューアル方法が見えてきます。
よくある古いHPの状態
古いHPの典型的なパターンを知っておくと、自社サイトの問題点を見つけやすくなります。
スマホで見ると文字が小さすぎて読みにくい
10年前の写真のままで、今の店舗やスタッフの雰囲気と違う
ブログやお知らせが数年前で止まっている
問い合わせフォームが難しく、入力項目が多すぎる
誰向けのHPかがわからず、メッセージがぼやけている
こうした状態のまま放置すると、「ちゃんと営業しているのか不安」「今の情報なのか分からない」と感じられ、見込客が離れていきます。
だからこそ、自社の古いHPを冷静に見直し、無理のないHPリニューアル方法を選ぶことが重要です。
具体的なやり方/HPリニューアル方法チェックリスト
自社HPの現状を3分で診断
古いHPをどう扱うかは、「どのくらい手をかけるべきか」というレベル感の判断がポイントです。
次のチェックリストを使うと、3〜4分で大まかな判断ができます。
スマホで見たときに、ページの幅が画面に合っていない(横スクロールが必要)
価格・メニュー・営業時間・住所に、ここ1〜2年で変わった情報がある
直近1年で更新した記事やお知らせが1件以下
問い合わせや予約が、月に1件も来ていない
「どんな人に選んでほしいか」を説明する文章が、トップページにない
サービスの写真が、5年以上前のものに偏っている
自分で見ても「なんとなく古い」と感じるデザインになっている
チェックは“今のスマホ”で確認しながら行うと、実際の見え方のズレに気づきやすくなります。
部分修正か本格リニューアルかを決める
3〜4項目以上当てはまる場合は、「部分修正」ではなく、構成やデザインも含めたHPリニューアル方法を検討したほうが結果が出やすくなります。
逆に1〜2項目だけであれば、「写真差し替え」「テキスト更新」「問い合わせ導線の強化」など、ポイントを絞った改善でも十分効果が出ることがあります。
例えば、次のような切り分けができます。
当てはまり1〜2個:情報更新中心(料金・営業時間・写真などの差し替え)
当てはまり3〜4個:構成見直し+デザイン調整(メニュー整理・ボタン配置の改善)
当てはまり5個以上:ほぼフルリニューアル(構成・デザイン・文章を一式見直し)
数字でレベル分けしておくと、制作会社や社内メンバーとの打ち合わせで、「どこまでやるか」の話がぶれにくくなります。
チェック結果は、関係者と共有して“どこから手をつけるか”の共通認識を作ると、その後の打ち合わせが5〜10分短縮できます。
HPリニューアル方法でよくある失敗と回避策
デザインだけ変えても成果は増えない
HPリニューアル方法でよく起きる失敗は、
「見た目だけを変えて、中身の設計が変わっていない」ことです。
古いHPをほぼそのままコピーしてデザインだけを新しくすると、一見キレイになりますが、
問い合わせ数などの成果が変わらないままになることが多く、やり直しになりがちです。
ここでは、典型的な失敗パターンとその回避方法を1行ずつ整理します。
「写真だけ入れ替えた」 → 誰向けのHPかが伝わらない
→ 最初にターゲットとメインメッセージを決めてから構成を作る。
「トップだけ凝ったデザインにした」 → 下層ページが見つけにくい
→ メニュー構成とボタン配置を先に設計してからデザインを乗せる。
「全部自分で更新しようとして止まる」 → 忙しくなった瞬間に放置
→ 自分で更新する部分と、外部に任せる部分を最初から分けておく。
「流行りのアニメーションを入れすぎる」 → 表示が重くて途中で離脱される
→ 読ませたい文章の周りはシンプルな動きにとどめる。
「リニューアルの目的があいまい」 → 何を改善できたか測れない
→ 問い合わせ数や資料請求数など、1〜2個だけ指標を決める。
目的と更新体制を先に決める
やめることリスト
「とりあえず全部お任せ」で、目的やターゲットを伝えない
古い文章を一切読み直さず、丸ごとコピペして再利用する
写真撮影を後回しにして、仮の画像のまま公開し続ける
更新する時間を考えず、ブログ更新などを毎週のノルマにする
スマホでの表示チェックをしないまま公開してしまう
公開後3〜6か月の“育てる期間”を最初から想定し、少しずつテキストや導線を直していくと、ムリなく運用を続けやすくなります。
まとめ

古いHPは、必ずしも「全て捨てて作り直し」が正解ではありません。
まずは、情報の古さ・見た目・使いやすさの3つの軸で現状を棚卸しし、
「残す」「直す」「捨てる」を分けることが重要です。
HPリニューアル方法を考えるときは、「誰に何を伝えて、どんな行動をしてほしいか」を最初に一文で書き出してみましょう。
そのうえで、チェックリストで当てはまる項目の数を確認し、「部分改善」で済むのか、「構成ごとリニューアル」が必要なのかを判断していくと、ムダな費用をかけずにすみます。
もし自分だけでは判断がつかない場合は、今のHPを見てもらいながら、
第三者の目線で課題を整理してもらうのも良い方法です。
迷ったときは、まず“スマホでの見え方”と“問い合わせまでの導線”だけを一緒に確認してもらう相談から始めると、話が整理しやすくなります。



























































