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【そんなに⁈】発信の土台を準備しないリスク

  • 執筆者の写真: hi ko
    hi ko
  • 6月24日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月27日

思いついたときに書く、空いた時間にSNSで告知する——。

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そのやり方は“出せた時は出せる”けれど、積み上がらない。結果として、発信の土台を準備しないリスクが静かに効いてきます。

発信の土台を準備しないリスク:何が起きるか(8つ)

1|メッセージが揺れる(信頼の微損が積み重なる)

対象読者・言い回し・価格感の表現が記事ごとにズレ、同じ会社なのに違う顔に見える。

社内の“言い回し統一”がないと、ブランドは目減りします


2|テーマが散る(SEOの力が分散)

似た内容が別タイトルで乱立、内側で食い合いが発生。いわゆる“カニバリ”検索意図別の柱が決まっていないと、評価が育たない。


3|更新が止まる(属人化の末路)

“書ける人がいる時だけ発信”の体制は、忙しくなった瞬間に沈黙。発信の土台を準備しないリスクは、まさにここで表面化します。


4|誤解とクレームの芽が増える

FAQや比較の“基準”が未整備だと、問い合わせ前の疑問が解消されず、**「聞いていた話と違う」**の温床に。


5|画像・著作・個人情報の扱いでヒヤリ

出所不明の写真、同意のない顔写真、クレジット無しの二次利用……。

法令・規約の“穴”は一発アウトの可能性


6|効果が測れない(改善が回らない)

見出し→内部リンク→CTAのどこで離脱したか分からず、勘で打ち手を決めるしかない


7|採用・営業の“下ごしらえ”ができない

価値観・役割期待・価格の目安が揃っていないと、面談や商談がゼロからの説明になり、疲弊する。


8|危機対応が機能しない

不具合・休業・変更のお知らせを“都度の思い付き”で書くと、言い回し・掲載位置・対応フローが毎回ブレる。


“土台”とは何を指すのか(最小構成でOK)

コンテンツの柱(3〜5本)

例:導入手順/選び方/価格と納期の目安/よくある失敗回避/事例の裏側

柱が決まると、ネタは“迷わずそこに落とす”だけ


言語・表示のルール(トーン&マナー1枚)

  • 読者像/人称/敬体・常体/NGワード

  • 見出しの粒度、引用・太字の使い方

  • 画像ルール:横1200px・16:9・WebP、altの付け方、同意の確認


制作フロー(役割と締切)

  • 窓口/校了者/外注の3役だけを先に固定

  • 承認は戻し1回、判断の順序(誤字→事実→言い回し)

  • 依頼テンプレ:URL/目的/期限/番号/スクショ/優先度


運用の流れ(キュー化と予約)

  • Raw → Draft → Ready → Scheduled(WIPは2本まで)

  • 週次は下書き整理、月次はA4一枚の“やったこと/見えたこと/次の一手”


計測の最小セット

  • 入口3ページの直帰・深度・到達

  • CTA3系統(資料DL/相談/見積)のクリックと完了

  • 画像軽量化の前後で初回表示の体感を比較(スマホ実機)

これだけでも“土台”として十分機能します


まず整えるのは“流れ”と“言葉”

流れ:1ページ=1メッセージ

導入3行 → 本文(見出し2〜4本・各3文) → 段落末“次に読む1本” → 目的別CTA

迷いを減らすと滞在が伸び、CVまで“一本道”になります


言葉:検索者の語彙を優先

社内略語は避け、専門語には短い補足を添える(例:GA4=Googleの新しいアクセス解析)。

読み手の言葉で整理すると、問い合わせの質も上がる


3つの小さな勝ち(今日・今週・今月)

今日:基準を作る

  • 柱3〜5本を決め、既存記事を“柱タグ”へ紐づけ

  • トーン&マナー1枚を作る(人称・禁則・装飾ルール・画像)

  • 画像フォルダと命名規則を用意(2025-08_用途_番号.webp)


今週:流れを作る

  • 入口3ページを“導入3行+段落末1リンク+CTA3系統”に統一

  • FAQ1問を“質問→一行結論→条件→根拠”で作り直す

  • Raw → Draft → Ready → Scheduled のキューを導入(WIP2)


今月:数字で学ぶ

  • 直帰・深度・到達をA4一枚で共有

  • 反応の良かった“型”だけ横展開(悪かったものは捨てる)

  • 画像を1200px・WebPで一括置換し、初回表示を実機で確認

“回す仕組み”ができると、出すのがラクになります


やらないリスト(Anti-Pattern 5)

  • “まとまった時間ができたらやる”

  • 1ページに何でも詰め込む

  • CTAを1つに絞る(目的別3系統に分ける)

  • 承認の戻しを無制限

  • 画像サイズ・比率・保存先が毎回バラバラ

この5つをやめるだけで停滞は半減


それでも、土台を作るのが面倒?

発信の土台を準備しないリスクは“見えないコスト”です。

決めるのは柱・言葉・流れ・役割・計測の5点だけ。まずは一枚の紙から始めましょう。

華美な装飾より、読みやすさと一貫性が効きます


まとめ:土台があるほど、少ない労力で遠くへ届く

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柱×言葉×流れ×役割×計測=“回る”仕組みがあるから、短い更新でも積み上がる。

そして、積み上がるから、採用・営業・SEOの静かな追い風になる。

――

土台づくりを小さく・短期間で整えたいときは、**COMFORT NOVA(コンフォートノヴァ)**に気軽にご相談ください。ヒアリング15分→“柱と流れ”の雛形配布→入口3ページの整備まで、止めずに並走します。



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