HTTPS未対応のデメリット:信頼を溶かす“見た目の事故”を止めよう
- hi ko
- 7月8日
- 読了時間: 4分
更新日:3 日前
検索から来た瞬間に**「安全ではありません/保護されていない通信」

たった一行の警告で、読者は数秒で離脱**します。これは機能不全ではなく、印象の事故。HTTPS未対応のデメリットは、機会損失と信頼の低下として静かに積み上がります。
検索→クリック→“警告画面”:最初の3秒で信用が吹き飛ぶ
検索結果をタップした直後にフルスクリーンの警告やアドレスバーの**「安全ではありません」**表示。
第一印象の崩壊:はじめましての前に「危険なサイト扱い」
二度と来ない:ブラウザが自動で再警告することもあり再訪が難しくなる
HTTPS未対応のデメリットの核心は“安全性”より“怖さ”の喚起
証明書エラー/HTTPのまま/混在コンテンツ(HTTPS内のHTTP読み込み)で表れ方は変化
フォーム送信が怖い=問い合わせが減る
氏名・電話・メールを入れる画面で「保護されていない通信」。
個人情報流出の連想が働き、問い合わせ直前で離脱
BtoBでも承認者の心理的ハードルが上がるフォーム到達率は“安心の表示”とほぼ連動
ブラウザと検索エンジンの扱いが厳しくなる
HTTPは常時“非推奨”の見た目(警告・ラベル・鍵マーク欠如)
リンクシェアの敬遠(社内外で「怪しいので貼れない」と判断されやすい)
Cookieや最新APIが制限され、計測・ABテスト・埋め込みでできることが減る
技術の土台が“旧式”とみなされ、施策に制約が出る
採用・取引の“裏チェック”で不利になる
候補者・取引先は安全配慮の姿勢を見ています。
セキュリティ掲示の不足=体制の懸念
コンプライアンスや情シス審査で差し戻し見えている“鍵マーク”は、企業の衛生水準そのもの
“混在コンテンツ”という落とし穴(HTTPSにしたのに警告が消えない)
ページはHTTPSでも、画像/JS/CSSがHTTPで呼ばれていると**「一部保護されていない」**扱い。
鍵アイコンが消える、一部機能がブロック
外部CDNのHTTP参照が静かに信用を削る
HTTPS未対応のデメリットは“未対応”だけでなく“対応不備”でも発生
ビジネスへの波及(目に見える損失)
CVRの悪化:フォーム開始→完了の落ち込み
広告無駄打ち:ランディングの警告離脱でCPAが悪化
ブランディング低下:営業資料のURLを開いた瞬間のしらけ
体験の“第一声”がネガティブだと、後工程で勝てない
HTTPS化の正攻法:最短ルート(実務チェックリスト)

1|証明書を発行
無料のLet’s Encryptまたは商用証明書。**自動更新(cron/ホスティング機能)**を必ず設定。
期限切れ=再び“危険サイト扱い”
2|リダイレクトを固定
HTTP→HTTPSを301で全URLに。www/なしの正規化も同時に。
CMSのサイトURL設定もHTTPSへ。
3|混在コンテンツを撲滅
画像・JS・CSSのリンクを**https://**に修正(相対パス推奨)。
外部CDNのHTTP参照は代替を探すか自前配信。
4|HSTSを有効化
Strict-Transport-Security を1年+includeSubDomainsで送出(段階導入を推奨)。
ブラウザに“必ずHTTPSで開く”と覚えさせる
5|計測・検索の連携を更新
GA4/タグの参照、Search Consoleのプロパティ確認、サイトマップのHTTPS版を再送。
canonical/OGP/RSSのURLもHTTPSに。
6|監視と運用
月次の証明書期限チェック/フォーム送受信テスト
主要ページで鍵アイコン/警告有無を実機確認(PC/スマホ)
HTTPS化で得る“表のメリット”
安心の見た目(鍵マーク)
到達した瞬間の不安を0に寄せる。 フォーム着手率が上がる。
最新機能が使える
安全でないコンテキストではブロックされるAPIが解禁。
計測・ABテストが安定
ブラウザ制限の影響が減り、学習速度が上がる。
リンクされやすい
社内外でURL共有の心理的ハードルが下がり、紹介・被リンクが増えやすい。
やらないリスト(事故の温床)
更新任せにして期限切れ(証明書失効→全面警告)
HTTPのまま画像読込み(混在コンテンツで鍵が消える)
リダイレクトの多段化(速度悪化・計測ずれ)
テスト環境のまま公開(自己署名証明書で真っ赤な警告)
一度ついた“不信”は数字が戻るまで時間がかかる
5分セルフチェック:あなたのサイトは大丈夫?
ルートURLは**https://**で開き、鍵マークが出る?
HTTPで開いても自動で301される?
主要3ページに混在コンテンツはない?
フォーム送受信と自動返信は正常?
証明書の期限はいつ? 自動更新は生きている?
1つでも“×”なら、今日から直そう。HTTPS 未対応 デメリットは“放置期間”に比例
まとめ:HTTPS未対応のデメリットは機能ではなく“信用の外観”

検索→クリックの最初の3秒で勝負が決まる安全ではありません
の一行は、内容が良くても読まれない理由になります。
HTTPSは“技術の装飾”ではなく、営業の入口を守る最低限の礼儀。
最短の順序で片付けよう証明書→301→混在排除→HSTS→計測更新。
ここまでで見た目の事故はほぼ防げます。
――
「期限切れや混在の洗い出しから手伝ってほしい」そんな時は**
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→証明書・301・混在対策まで、止めずに並走します。