新規作成やリニューアルの前に“目的カード”を作ろう
- hi ko
- 8月26日
- 読了時間: 4分
更新日:9月28日
サイト制作やリニューアルが迷走する理由は「何のためにやるか」を最初に固めないから。

まずは目的カードの作り方を押さえ、1ページで意思決定できる土台を作りましょう。
新規作成やリニューアルの前に・・・・目的カードって?
決めることが減る目的・指標・導線・要件を1枚に集約。会議は“カードの更新”だけに。
戻しが減る文章やデザインの議論を始める前にゴール像が共有され、差戻しが激減。
外注が通る発注書や見積が具体になる。工数のズレが最初から起きにくい。
制作前に10分。これで後ろの数十時間が軽くなる カードは“都度更新”が前提。完成形を目指さない
目的カードの作り方:1枚に入れる7要素(テンプレつき)
① 目的(最大1つ、必要なら2つまで)例:問い合わせを増やす/採用応募を増やす/資料DLを増やす目的が3つ以上は分割。ページを分けよう
② 誰に(想定読者)役割・状況・よくある不安を一行で。
例:「はじめて外注する総務担当/費用と範囲が不安」
③ 価値(ベネフィットの一言)「◯◯が3分でわかる」「費用の目安と範囲がつかめる」
④ 成功の指標(数字で測る)主指標1個+補助指標2個まで。
例:主)フォーム到達率/副)資料DL数、FAQ閲覧率
⑤ 導線(一本道)本文末のリンクは1つだけ。例:比較 → 価格の目安 → FAQ → CTA(無料相談)
⑥ CTA(3系統)資料DL/無料相談(15分)/見積。文言はベネフィット+所要時間で。
⑦ 必要素材(今ないもの)写真(手元・工程・結果)、価格の“幅”、よくある質問3つ など。
すぐ使える:目的カードの雛形(コピペOK)
【青:目的カードの作り方・テンプレ】
目的|____________(最大1つ)
誰に|____________(役割・状況・不安)
価値|____________(一言ベネフィット+所要時間)
指標|主:____/副:____、____
導線|本文 → ____ → ____ → CTA
CTA|①資料DL(__分) ②無料相談(__分) ③見積
素材|写真:___/価格の幅:___/FAQ:___
会議は“空欄を埋める”だけにすると速い
ケース別サンプル:3つの目的カード
問い合わせ重視(BtoBサービス)
目的:商談前の不安解消→相談
誰に:初回外注の総務。上申に費用と範囲が必要
価値:3分で費用の目安と納期の幅が分かる
指標:主)無料相談到達率/副)FAQ閲覧率、価格ページ滞在
導線:比較 → 価格の目安 → FAQ → 無料相談(15分)
CTA:3分で読める導入ガイド/15分で棚卸し/見積
素材:事例1本(課題→対策→結果)、FAQ3問、価格の幅
採用重視(中小メーカー)
目的:応募前の不安を払う→会社説明15分へ
誰に:若手。働く様子と評価軸が見えない
価値:写真で“日常”が分かる/役割と成長の道筋が分かる
指標:主)説明会到達率/副)採用FAQ閲覧率、滞在時間
導線:働く風景 → 役割期待 → FAQ → 会社説明(15分)
CTA:3分で会社紹介/15分会社説明/応募フォーム
素材:現場写真(手元・工程・集合)、1日の流れ
資料DL重視(専門性の高い商材)
目的:資料DL→メルマガ育成
誰に:比較検討段階。要件整理がしたい
価値:選定基準と発注までの流れを1枚で把握
指標:主)DL率/副)DL後の到達・開封
導線:選び方 → 導入手順 → DL → FAQ
CTA:3分で選定基準/DL/無料相談
素材:チェックリスト、導入フロー図
“目的カードの作り方”と相性が良いページ設計(超実務)
本文は要約3行で始める結論→読む価値→次に分かること。冒頭で“何が得られるか”を言い切る
段落末はリンク1つだけ比較→価格→FAQ→CTAの一本道で迷わない。
CTAは3系統に分ける資料DL(軽い行動)/無料相談(中間行動)/見積(本命)。
薄めグレー:文言はベネフィット+所要時間
素材は最低3点で回る写真(手元・工程・結果)/価格の“幅”/FAQ3問。足りなければ図表で代替(工程3段/比較2列)。
よくある失敗と回避法(目的カードで封じる)
目的が多すぎる→ カードを2枚に分割し、ページも分ける。
やたらとリンクが多い→ 段落末1リンクに固定。本文中の“こちら”リンクは退避。
判断が進まない会議→ “空欄のままの要素”だけ議題に。戻しは1回と宣言。
素材が集まらない→ 営業・CSの生質問を優先。写真は手元の寄りでOK。
“全部揃ってから”は来ない。まず走る
5分で作る:今日の実践ワーク
誰に・何を・どう良い(要約3行)を書き出す
目的カードの作り方・テンプレの空欄を埋める
段落末の一本道(比較→価格→FAQ→CTA)を決める
CTAの文言を“ベネフィット+所要時間”で3本作る
素材の不足3点を洗い出し、期限を決める
この5つで、仕様書がなくても制作が“通る”状態に
まとめ:カード1枚で、迷走は止まる

新規作成やリニューアルの前に作る目的カードの作り方は難しくありません。目的・誰に・価値・指標・導線・CTA・素材を1枚に集め、会議は“カードの更新”だけにする。これだけで、新規作成もリニューアルも軽く・速く・ブレずに進みます。
――
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