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保守費用がかかっているのに何もしてくれない?

  • 執筆者の写真: hi ko
    hi ko
  • 4月15日
  • 読了時間: 5分

更新日:8月19日

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毎月の請求は来るのに、サイトはほぼ“現状維持”。保守費用がかかっているのに何もしてくれない

――このモヤモヤは、契約の言葉がざっくりしすぎているサインです。やること・測ること・頼み方を言語化すれば、支払いは“費用”から“投資”に変わります。

保守費用がかかっているのに何もしてくれない――原因のほとんどは

“言葉不足”

「保守」「更新」「軽微修正」。聞こえは似ていますが、中身はバラバラ。ありがちな詰まりどころは、この3つです。

  • 範囲が曖昧:どこまで“含む”か、誰も同じイメージを持っていない

  • 成果基準がない:月次レポートは来るが、改善や次の提案につながっていない

  • 依頼経路がバラバラ:口頭・メール・チャット。探すだけで時間が溶ける

最初の一歩は“作業名で棚卸し“セキュリティ更新”“バックアップ”“監視”“軽微修正(文言・画像)”“速度点検”“フォーム送受信テスト”“計測設定”のように、作業名で書き出すと曖昧さが消えます。

“やっていること”を見える化する――月次メニューの例

まずは“毎月やること”を定常化。たとえばこんな組み方です。

  • セキュリティ&バックアップ:CMS・プラグインの更新、復旧テスト

  • 動作点検:入口3ページの速度、ファーストビュー表示、フォーム送受信

  • 軽微修正枠:文字・画像差し替え◯点まで(回数上限/締切のルールつき)

  • 計測の整備:GA4のイベント(送信・DL・クリック)を保守対象に

  • 月次サマリ:やったこと・見えたこと・来月やること(A4一枚)

レポートは“事実の羅列”ではなく“次月の提案”まで欲しい


“軽微修正”と“改修”の線引きを決める

“ちょっと直すだけ”が一番揉めます。最初に線を引いておきましょう。

  • 軽微修正(保守内):文言・画像差し替え、リンク追加、既存ブロック内の並び替え

  • 改修(別見積):レイアウト変更、コンポーネント追加、フォーム設問の増減、動的処理

線引きの目安は“デザイン崩れや検証が必要か”検証が要るものは改修に。保守費用がかかっているのに何もしてくれないは、ここがグレーだと起きやすいです。


依頼のしかたで成果が変わる――テンプレ一枚で往復を減らす

依頼内容がバラつくと、往復が増えてコスト化します。テンプレを使い回しましょう。

  • URL目的(例:CV率改善)/期限(通常 or 急ぎ)

  • 内容を番号で:①ヘッダー文言変更 ②画像差し替え ③リンク追加

  • 参考スクショ(赤枠で示す)

  • 優先度(高・中・低)と確認者(誰が校了するか)

週1回のまとめ依頼にするだけで、体感スピードは上がります。


“成果ベース”の点検に切り替える

「やったこと」だけでは薄い。結果に近い指標で確認しましょう。

  • 入口3ページの速度(初回表示)/直帰率/スクロール深度

  • フォームの送受信・自動返信・迷惑対策

  • CVイベント(送信・DL・クリック)の動作

  • 先月→今月の変化と、次月の小さな打ち手(1〜2個)

“良し悪し”より“変化”。小さく動かして、小さく学ぶ。これが積み上がると、保守費用がかかっているのに何もしてくれないという感覚は薄れていきます。

緊急対応の取り決め――当日依頼は“上限と条件”を先に

当日・時間外の依頼は、どうしても高率になります。だからこそ 上限 と 条件 を先に。

  • “当日枠”の最大時間(例:1時間まで)

  • 単価の上乗せ率(例:+25%)

  • 「どこまでやったら止めるか」のルール(途中報告のタイミング)

緊急の常態化はコスト爆増“計画修正枠”を月内に用意して、緊急依頼自体を減らしましょう。


単発より“平準化”――月額×軽微修正枠のメリット

単発の積み上げは、気づけば高くつきがち。逆に月額で軽微修正枠を持つと――

  • バースト抑制:小粒をまとめて消化、段取りが軽い

  • 見積・発注の短縮:毎回の事務が消える

“やってくれない”を卒業する月次テンプレ

月次サマリ(A4一枚)

  • 今月やったこと(作業名で3〜5行)

  • 計測サマリ(入口3ページ/CV動作/速度)

  • 気づき(良かった/止める)

  • 来月の小さな打ち手(1〜2個/目的・効果の仮説・担当)

依頼テンプレ URL/目的/期限/内容番号/スクショ/優先度/確認者

書式がそろうと、人が替わっても回ります。ルールは“覚える”ではなく“見える”が正解。

7日で“何もしてくれない”感をゼロに寄せるミニ計画

1日目:契約内容を作業名でリスト化(含む/含まない)

2日目:入口3ページの速度・直帰・深度を記録

3日目:フォーム送受信と自動返信の点検(テスト送信)

4日目:依頼テンプレに沿って修正を1回分まとめる

5日目:画像サイズの統一・圧縮・WebP化

6日目:月次サマリの雛形を共有(来月から運用)

7日目:今月の小さな打ち手を1つ決める(例:FVの軽量化)


“小さく進めて、小さく返す”を1週間やるだけで、世界が変わる


よくある質問

Q:丸投げでも回りますか?

A:運用は“丸投げ”より“ルール投げ”が現実的。テンプレと締切があれば、十分回ります。


Q:見積固定なのに、依頼のたびに止まるのが嫌

A:軽微修正枠で回数上限+週一まとめに。往復が減り、体感が速くなります。


Q:レポートだけ来るのはもう勘弁

A:“来月やること”の欄を必須に。保守費用がかかっているのに何もしてくれないの主因はここです。


まとめ

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  • 作業名で棚卸ししよう

  • “セキュリティ更新/バックアップ/監視/軽微修正/速度点検/計測”のように書き出して、

  • 含む・含まないを固定しよう。

  • 依頼はテンプレ一枚でまとめよう

  • URL・目的・期限・番号・スクショ・優先度・確認者。週1のまとめ依頼に切り替えよう。

  • 成果で点検しよう入口3ページの速度・直帰・深度、フォームとCVイベントの動作。

  • 変化が見えれば前に進める。

  • 緊急の常態化をやめよう

  • 当日対応は上限と条件を先に決める。月額×軽微修正枠で平準化するのがおすすめ。


保守費用がかかっているのに何もしてくれない

――その感覚は、言葉が整えば薄れます。今日から少しずつ整えていきましょう。


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